
「二人暮らしにぴったりな冷蔵庫の容量は?」
「便利な機能もあれば知りたい」
など、二人暮らしにぴったりの冷蔵庫選びに迷っている人も多いのではないでしょうか。
二人暮らしといってもその生活スタイルはさまざまです。冷蔵庫の容量は生活スタイルに合わせてちょうど良いものを選びましょう。
本記事では二人暮らしにちょうど良い冷蔵庫選びの詳細を説明しています。
新しい冷蔵庫を検討している人は、ぜひ記事内容をご確認ください。
- 1. 二人暮らしに必要な冷蔵庫の容量は?
- 1.1. 料理の頻度が少ない場合は200L台がおすすめ
- 1.2. 自炊やまとめ買いをする場合は300L以上が便利
- 1.3. 家族が増える場合やたくさん作り置きするなら400L以上が安心
- 2. 二人暮らし向け冷蔵庫の選び方
- 2.1. 搬入と設置に問題がないかチェック
- 2.1.1. 右開きと左開き
- 2.1.2. 観音開き
- 2.1.3. 両開き
- 2.2. 必要な機能をチェック
- 2.2.1. 買い置きに便利な野菜室や氷温室・パーシャル室機能
- 2.2.2. 生活の中で氷を使うなら自動製氷機能
- 2.2.3. 作り置きやまとめ買いに応じて冷凍室のサイズを選ぶ
- 2.2.4. スマホとの連携できるAI機能
- 2.3. 省エネ機能も忘れずチェック
- 3. 外食・デリバリー派におすすめな冷蔵庫
- 3.1. SIMPLE+ AQR-20P|AQUA
- 3.2. JR-M20A|ハイアール
- 3.3. HR-B2501|ハイセンス
- 4. 自炊派におすすめな冷蔵庫
- 4.1. MR-CX30K|三菱電機
- 4.2. R-V32TV|日立
- 4.3. SLIMORE JR-CV34B|ハイアール
- 5. 作り置き派におすすめな冷蔵庫(家族が増えても安心)
- 5.1. IRSN-40A|アイリスオーヤマ
- 5.2. NR-E41EX1L|パナソニック
- 5.3. VEGETA GR-V41GH(WU)|東芝
- 6. 冷蔵庫を買い替える前に下取りチェッカー
- 7. まとめ
- 8. おすすめ記事
二人暮らしに必要な冷蔵庫の容量は?
二人暮らしに必要な冷蔵庫の容量はおおむね200L〜400Lです。生活スタイルによって必要とされる容量は異なります。
それぞれの生活スタイルに対応する容量は次の通りです。
- 料理の頻度が少ない場合は200L台がおすすめ
- 自炊やまとめ買いをする場合は300L以上が便利
- 家族が増える場合やたくさん作り置きするなら400L以上が安心
料理の頻度が少ない場合は200L台がおすすめ
料理を作る頻度が少ない世帯は200L台のスリムタイプの冷蔵庫がおすすめです。外食やデリバリーなどを多用する場合、食材のストックや作り置きする機会も少ないため、200L台の冷蔵庫でも十分に機能します。
容量200Lの冷蔵庫はコンパクトモデルが多いため、狭いスペースの有効活用やキッチンを広く使う上でも大いに役立ちます。
自炊やまとめ買いをする場合は300L以上が便利
自炊やまとめ買い中心の世帯は300L台の冷蔵庫がおすすめです。食材は冷蔵だけでなく冷凍保存するケースも多いため、冷凍庫の大きさも十分に確保しておきたいところです。
なお、冷蔵庫の容量の目安は一般的に「70L(1人当たり)×家族の人数+100L(常備食材)+70L(予備食材)」とされています。
二人暮らしの場合はおおよそ310Lと算出できます。300L以上の容量があれば余ったご飯を保存したり、数日分のおかずを作り置きしたりすることも可能です。
家族が増える場合やたくさん作り置きするなら400L以上が安心
将来的に家族が増える可能性がある場合、容量400L以上の冷蔵庫を選びましょう。冷蔵庫は買い替え頻度が少ない家電なので、ある程度先のことを見越した選択が必要です。
500L程度の容量があればまとめ買いした食材も無理なく保存できます。
冷蔵庫のフラッグシップモデルは、容量の大きなモデルに集中しており、選択肢の多さも大容量冷蔵庫の魅力の一つです。
二人暮らし向け冷蔵庫の選び方
二人暮らし向けの冷蔵庫を選ぶときにチェックしておきたいポイントを3点紹介します。
- 搬入と設置に問題がないかチェック
- 必要な機能をチェック
- 省エネ機能も忘れずチェック
搬入と設置に問題がないかチェック
冷蔵庫の容量だけでなく、本体サイズも重要です。アパートやマンションでは設置スペースが限定されていることが多いため、設置場所に合わせた冷蔵庫を選ぶ必要があります。
搬入経路も大事です。設置の前に冷蔵庫の搬入できなければ元も子もありません。
設置に深く関連する冷蔵庫のドアの開き方は次の3通りです。
右開きと左開き
基本的な冷蔵庫の開き方です。設置スペースの都合で選ぶと生活動線を邪魔せずに済みます。ドアが開く方向に家具や壁があると使いにくいため、設置場所に合わせて開き方を選びましょう。
観音開き
2枚のドアが中央から左右に分かれるようにして開くタイプです。ドア1枚の面積が小さいため、少しのスペースでも開閉しやすい点がメリットです。
片側のみの開閉では冷気が逃げにくいため、省エネ効果も期待できます。
両開き
両開きは左右どちらの方式でも開閉できる冷蔵庫です。どちらの方向へも開くため、引越しなどで間取りが変わった場合でも、柔軟に対応してくれます。
搬入動線と設置スペースさえ確保できれば、他の間取りはそれほど気にする必要はありません。
必要な機能をチェック
生活スタイルや用途にぴったりの機能をチェックしましょう。
冷蔵庫には多様な機能が搭載されていますが、使わない機能が搭載されていても意味がありません。
役立ちそうな機能をピックアップしつつ、モデルを選びましょう。
買い置きに便利な野菜室や氷温室・パーシャル室機能
野菜や生肉、魚を買い置きするなら野菜室やチルド室・氷温室・パーシャル室の機能にも注目したいところです。
野菜室は野菜の保存に最適化された温度を維持してくれるだけでなく、乾燥を抑えて食材を長持ちさせてくれる機能も備えています。
氷温やパーシャル室は、冷蔵と冷凍の中間の温度を維持しつつ肉や魚を完全に凍らせない状態で保存できる機能です。
生活スタイルに合わせて、自分にぴったりな機能を選びましょう。
生活の中で氷を使うなら自動製氷機能
自動製氷機能があれば、タンクに水を入れてセットするだけで自動で氷が生成され、常に氷をストックできます。自動製氷機があれば、今すぐ氷が欲しいという場面でも難なく対応可能です。
特に夏場は自動製氷機能の便利さを身をもって体感することになるでしょう。
作り置きやまとめ買いに応じて冷凍室のサイズを選ぶ
作り置きやまとめ買いが多い人は、冷凍室の大きさもチェックポイントです。二人暮らし向けの冷凍室の容量は概ね50L〜100Lです。まとめ買いの量次第では、冷凍庫の容量を重視した方が良いケースもあります。
一般的に冷凍にかかる時間が短いほど食材へのダメージが軽減されるため、予算に合わせて「急速冷凍機能」もチェックしておくと良いです。
スマホとの連携できるAI機能
AI機能付きの冷蔵庫は、買った食材や作ったメニューをもとに献立の提案や、使い方に合わせて節電方法や掃除方法まで提案する機能が搭載されています。
メーカーによっては、庫内カメラにて食材を識別の上、管理までしてくれる機能の搭載など、未来を感じさせてくれる機能が盛りだくさんです。
AI機能付きの冷蔵庫はやや高いですが、高機能を求める人は検討してみてはいかがでしょうか。
省エネ機能も忘れずチェック
毎月の電気代が気になる人は、省エネ性能も要チェックポイントです。本体価格が高い場合でも省エネ性能が高く、ランニングコストが抑えられるモデルなら結果的に安上がりです。
省エネ性能は1.0~5.0の41段階の星で評価され、星の数が多ければ多いほど省エネ性能が高いとされています。
省エネ性能の詳細は、統一省エネルギーラベルに詳細が記載されています。
外食・デリバリー派におすすめな冷蔵庫
外食やデリバリーが中心で買い置きは控えめ、という人には200Lクラスのスリムな冷蔵庫がおすすめです。
場所を取らずに最低限の機能で食材を保存できます。
各メーカーから3つのモデルをピックアップしました。
メーカー | AQUA | JR-M20A|ハイアール | ハイセンス |
型番 | SIMPLE+ AQR-20P | JR-M20A | HR-B2501 |
参考価格 | 47,800円 | 50,248円 | 54,252円 |
冷蔵容量 | 133L | 129L | 198L |
冷凍容量 | 67L | 72L | 52L |
消費電力 | 309kWh | 304kWh | 288kWh |
SIMPLE+ AQR-20P|AQUA
大容量の冷凍庫容量67Lにワイドタイプのオーブンレンジを置ける「耐熱100℃テーブル」を採用したAQUAの冷蔵庫です。
丈夫なガラス棚を全段に採用しており、棚の高さと奥行きを自由にレイアウトできる特徴を備えています。
外食やデリバリーメインの世帯にはぴったりサイズではないでしょうか。
参考価格 | 47,800円(マツヤデンキ) |
容量 | 全体:200L 冷蔵容量:133L 冷凍容量:67L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 530x1375x601 mm |
重さ | 45kg |
年間電気代 | 8,343円 |
カラー | スノーホワイト ダークシルバー |
その他 | 耐熱トップテーブル 閉め忘れ防止 |
JR-M20A|ハイアール

JR-M20Aは、スリムボディに72Lもの容量を確保した冷凍庫を備えています。
幅525mmに抑えられているため、置き場所が限られているキッチンでも比較的スムーズに設置できる点は強みの一つです。
冷凍庫にはクリアバスケットを2個設置し、出し入れしやすいトレイタイプも一つ付けられています。引き出しやすく、整理がしやすい点がポイントです。
冷蔵、冷凍庫ともに、整理しやすく、効率よくスペースを活用できる作りになっています。
参考価格 | 50,248円(エディオン) |
容量 | 全体:201L 冷蔵容量:129L 冷凍容量:72L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 525x1560x578mm |
重さ | 45kg |
年間電気代 | 8208円 |
カラー | スノーホワイト シャンパンゴールド |
その他 | 締め忘れ防止 耐熱トップテーブル |
HR-B2501|ハイセンス
コンパクトかつ大容量を実現したハイセンスのHR-B2501|は、狭いキッチンでも難なく収めることができます。スリムタイプでありながら、冷蔵庫の容量198Lは確保しています。
野菜室、フレッシュケースともに備わっており、食材の保存は万全です。
冷凍庫の容量は52L確保されており、冷凍食品もたっぷり見やすく収納できます。
参考価格 | 54,252円(Joshin) |
容量 | 全体:250L 冷蔵容量:198L 冷凍容量:52L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 550x1676x567 mm |
重さ | 47kg |
年間電気代 | 7,776円 |
カラー | スペースグレイ |
その他 | 右開き |
自炊派におすすめな冷蔵庫
外食やデリバリーは控えめで、主に自炊が中心という人には300Lクラスの冷蔵庫がおすすめです。
冷蔵庫と冷凍庫のバランスがよく、便利な機能も搭載されているため、使いやすい冷蔵庫にまとまっています。
各メーカーから3つのモデルをピックアップしました。
メーカー | 三菱電機 | 日立 | ハイセンス |
型番 | MR-CX30K | R-V32TVL | SLIMORE JR-CV34B |
参考価格 | 129,270円 | 102,658円 | 68,800円 |
冷蔵容量 | 170L | 186L | 192L |
冷凍容量 | 70L | 66L | 74L |
消費電力 | 319kWh | 324kWh | 335kWh |
MR-CX30K|三菱電機

容量300Lながらもチルド室とパーシャル室を備えており、自動製氷にも対応しています。日々の利用配慮した庫内のレイアウトは自炊派も納得の使いやすさです。
食品を凍らせることなく長持ちさせる氷点下ストッカーを搭載しており、インバーター搭載による省エネ効果も見逃せないポイントです。
参考価格 | 129,270円(サンバイカル) |
容量 | 全体:300L 冷蔵容量:170L 冷凍容量:70L 野菜室容量:60L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 540x1750x656mm |
重さ | 60kg |
年間電気代 | 8,613円 |
カラー | マットチャコール マットホワイト |
その他 | チルド・パーシャル室 脱臭 自動製氷 |
R-V32TV|日立
R-V32TVは「サッと急冷却」「うるおいチルド」を搭載したスリムタイプの冷蔵庫です。
冷気をあてずに接冷却で乾燥を抑える「うるおい野菜室」は、心置きなく野菜の買い置きをしたい人におすすめできます。
ダイレクト給水式自動製氷によって、綺麗な水を大量にストックできるため、今氷が欲しい!というときも安心です。
参考価格 | 102,658円(XPRICE) |
容量 | 全体:315L 冷蔵容量:186L 冷凍容量:66L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 540x1735x655mm |
重さ | 61kg |
年間電気代 | 8,748円 |
カラー | ピュアホワイト ライトゴールド |
その他 | 脱臭 チルド室 うるおい野菜室 自動製氷 |
SLIMORE JR-CV34B|ハイアール
大容量の冷凍容量69Lもさることながら、野菜室はたっぷりの74Lを確保しています。中央に野菜室を配置しているため、野菜をふんだんに使った調理でも出し入れがしやすく、ストレス軽減につながります。
野菜室の手前に2Lのペットボトルを4本立てて収納できる余裕は、SLIMORE JR-CV34Bならではのレイアウトです。
参考価格 | 68,800円(マツヤデンキ) |
容量 | 全体:335L 冷蔵容量:192L 冷凍容量:69L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 540x1810x666mm |
重さ | 63kg |
年間電気代 | 9,045円 |
カラー | リネンホワイト チャコールブラック |
その他 | 真ん中野菜室 耐熱トップテーブル 節電モード チルド室 |
作り置き派におすすめな冷蔵庫(家族が増えても安心)
自炊の他に作り置きすることも多く、将来家族が増えるかも?という人には400Lクラスの冷蔵庫がおすすめです。
十分な容量もさることながら、最新鋭の機能が搭載されているため使いやすさも十分です。
各メーカーから3つのモデルをピックアップしました。
メーカー | アイリスオーヤマ | パナソニック | 東芝 |
型番 | IRSN-40A | NR-E41EX1L | VEGETA GR-V41GH(WU) |
参考価格 | 131,970円 | 173,000円 | 128,000円 |
冷蔵容量 | 251L | 199L | 214L |
冷凍容量 | 150L | 79L | 91L |
消費電力 | 268kWh | 249kWh | 315kWh |
IRSN-40A|アイリスオーヤマ
下部に設置された2段冷凍庫は容量150Lです。数日分の大量買い置き派も満足の容量を確保しています。
買い置きの他に、作り置きをしてもまだ容量には余裕があるでしょう。
ドアについている操作パネルでは庫内温度設定や急冷モードの切り替え、チャイルドロックのセットと解除に対応しています。
冷凍、冷蔵ともに家族が増えても十分に対応できる容量です。
参考価格 | 131,970円(ヨドバシ.com) |
容量 | 全体:401L 冷蔵容量:251L 冷凍容量:150L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 703x1780x686mm |
重さ | 90kg |
年間電気代 | 7,236円 |
カラー | ブラックシルバー |
その他 | タッチパネル 閉め忘れ防止 |
NR-E41EX1L|パナソニック
NR-E41EX1Lは取り出しやすさを実現するための「ワンダフルオープン」や「ローウエストライン」を採用しています。冷凍室と野菜室は100%全開できます。
取り出しやすい設計のみならず、省エネを効果的に実現するためのAIエコナビも注目ポイントです。使い方に合わせて全自動で省エネを実現します。
参考価格 | 173,000円(XPRICE) |
容量 | 全体:406L 冷蔵容量:199L 冷凍容量:79L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 600x1818x679mm |
重さ | 83kg |
年間電気代 | 6,723円 |
カラー | ベージュ ハーモニーホワイト |
その他 | 脱臭・除菌 節電モード チルド室・パーシャル室 シャキシャキ野菜室 自動製氷 |
VEGETA GR-V41GH(WU)|東芝
急速冷凍機能の「一気冷凍」は、冷気を強力に送り込むことで鮮度を逃さずに一気にフリージングできる機能です。作り置きを美味しく食べるには欠かせない機能の一つです。
棚は強化ガラスを採用しており、汚れはさらっと拭くだけで簡単に掃除ができます。スライド式の自在棚によって棚の手前半分をスライドできるため、背の高い物の出し入れも自由自在です。
参考価格 | 129,300円(コジマネット) |
容量 | 全体:411L 冷蔵容量:214L 冷凍容量:91L |
サイズ(幅x高さx奥行) | 600x1816x692mm |
重さ | 85kg |
年間電気代 | 8,505円 |
カラー | マットホワイト |
その他 | 真ん中野菜室 脱臭・除菌 チルド室 うるおいラップ野菜室 自動製氷 |
冷蔵庫を買い替える前に下取りチェッカー
下取りチェッカーとは、下取り品の買取査定額を事前にチェックできるサービスです。
下取りを使ってお得に冷蔵庫を買い替える場合、事前の下取り価格調査が必要です。
下取りチェッカーを使えば表示される項目を選択するだけで、リユース市場に基づいた買取価格が表示されます。
買取価格よりも高い下取り価格をチェックできることもあるため、買取価格に満足していない人は、下取りチェッカーをチェックしてみてください。
フリマアプリなどに時間を使いたくない人にもおすすめです。
まとめ
冷蔵庫の容量を選ぶときは、生活スタイルを基準に考えます。自炊をあまりしない世帯ではスリムな200Lクラスの冷蔵庫で十分でしょう。
自炊や作り置きの機会が多く、家族が二人以上になる可能性がある場合、300Lから400Lクラスの冷蔵庫を選びたいところです。
チルド室やパーシャル室、自動製氷、AI機能など、庫内のレイアウトやあると便利な機能もチェックポイントです。
外出先からの操作や確認など、より便利に使いたい人はAI、スマホ連携機能を選ぶと良いでしょう。
